「失敗は成功の元」ということわざは誰でも聞いたことがあるだろうが、同じ意味なのだけれど、僕は4月にFBでシェアした言葉がずっと脳裏にある。”Failure is not the opposite of success, it’s part of success.” 引用元が明記されていないので誰の言葉か分からないが、とても気に入っている。

実は先日載せたマンサクの花も昨日の鳥も、一度失敗している。毎度のことだし、自分の未熟さは十分承知しているので、今さら驚かない。
でも、不思議なことに、失敗のあと再トライすると、必ずもっといいものが出来上がる。単なるやり直し・繰り返しではない。失敗作はかっこ悪いのでお見せしないが(笑)、どこが悪かったか、何をどう変えれば良くなるかが失敗を通して分かる。それは誰もがいろんな場面で経験することだろう。

普通、私たちは失敗を成功の「対立」概念と捉えてしまい、失敗はあってはならないものと考える。今の時代は特にその傾向が強くなっている。失敗は無駄ではないのだと自分に言い聞かせるのだが、うまくいかなかったときの敗北感・喪失感はハンパではないし、さらに失敗したことへの他者からの評価が割り込んでくると、どうしてもネガティブな気持ちになってしまう。
でもここは、まず自分自身のために見方を変えてみよう。成功は失敗から地続きの、連続したものであるということ。例えて言えば、建物を建てるときに積み重ねるレンガの一部に必ず「失敗」というレンガも含まれている(そして、それらは捨てられることがない)と言うことなのだ。

より上をめざすなら、さらに失敗するだろうことは覚悟しておこう。ゆめゆめ失敗しないことだけをめざすことはないように努めたい。