描いて出会う
描いて触れる
描いて聴く
描いて味わう
描いて笑う
描いて伝える
峯田敏幸の水彩とスケッチ
自然のものを水彩で描き、目にとまったものをスケッチし、
日々考えたり感じていることを書き留めていきます。
東京の不思議さは、明治神宮にしても新宿御苑にしても、そしてこの小石川植物園にしても、都心に豊かな自然の区域があることだ。この植物園は周りに高い建物が見えないから、なおさら都会のど真ん中だとは思えない。その中にこのしゃれた建物があり、池にはアオサギがいた。
小石川植物園で見かけたアオサギ。撮影しようとした途端に飛び立った。惜しかった、残念! と思ったのだが、いや、これは面白い構図だと思い、絵に描くことにした。Catch me if you can. は「捕まえられるものなら、捕まえてみな」という、鬼ごっこの時の決まり文句だそうだ。
Komorebiという言葉は、OxfordBlogで15 Japanese words that English needsの筆頭として挙げられ、次のように説明されている。
This word refers to the sunlight shining through the leaves of trees, creating a sort of dance between the light and the leaves.
この言葉は、木の葉を通して輝く日の光、そして光と葉が造り出す踊りのようなものを指している。
僕が去年の秋に新宿御苑で見た木漏れ日も、そんな光だった。
A Story of a Little Resurrection
ヴィオラは春の花ですが、これは昨年12月に献血をしたとき、ライオンズクラブからいただいたものです。一度ちょっとした事件に遭って花がなくなってしまいました。でも、その後ちゃんと生き返り、3か月たった今も元気に咲いています。だから、これは僕にとって復活の花なのです。
堀切菖蒲園に行ったのだから、カモだけじゃなく、やはり花菖蒲を描かなければ意味がない。ちょうど菖蒲祭りが始まって間もない頃で、それほど大きくない敷地に植えられているさまざまな種類の花菖蒲はどれも見頃だった。色や形のバリエーションを楽しめた。花菖蒲もこんなにたくさんの種類があるのだ。
僕が絵に描いたのは、その中の「五湖の遊び(ごこのあそび)」という不思議な名前の品種。江戸時代末期に作られたものらしい。