京成線に乗っているとき、ふと顔を上げたら、近くのドアに黒人の女性が立っているのが見えた。うわっ、絵に描きたい! しかし、電車の終点まであと2駅。気づくのが遅かったと一瞬悔やんだが、いつものようにイチかバチか描き始めることにした。迷ってはいられない。描き始めて2分も経たないうちに電車は次の駅に到着し、その女性は近くにいた家族(と思われる子どもたち)と共に降りてしまった。ふた駅どころではなかった。
スマホを持っている手まで描きたかったが、やむなく輪郭をとるのをそこで中断し、その後は筆ペンで肌を描いて完成させた。