絵の下書きが終わり、着彩の前にまずマスキングを、と思っていつも使っているインクの瓶を開けたら……なんと、ほとんど固まってしまってる!もう一度フタをして瓶を振ってみたが、どう見てもこれは使えない。ダメだこりゃ。
新しいのを買わなくては。

マスキングインクを使うのは難しい。絵の具と同じような使い方ができない。筆も水彩用の筆では毛を傷めるからダメだし、素早く描かないとどんどん固まる。繊細な形が描けないので、みっともない線になることもある。だから使うのをためらうことが多い。しかし、上手に使えるようになれば、表現の幅が増す。ここは当然ながら逃げずに立ち向かう必要がある(若干大げさな言い方になっています)。
今回、瓶にまだ半分近く残っている段階でインクが固まってしまった。これも予想外だった。フタはきちんと閉めてたつもりだったが。今後、管理の仕方も気をつけないといけないと思い知らされた。
絵を描くには、それぞれの画材の性質を知って使いこなせるようになることが重要だと、分かっているつもりだが、try and error ということなのだなあ。